まずはこの点!ネジの弛み止めはどんなものか
ネジというのは通常はきっちりと締まっていなくてはいけないものですが、永久的にくっつけてしまうとメンテナンスや保守、修理そして運搬といったことが不可能になってしまいます。
要するに、普段はきちんと締まって固定されていて、必要になれば緩めて取り外しが可能な状態にしておかなければいけません。
それにネジは時間が経つと、視覚的に確認することは困難であるものの、僅かずつでも緩んでいきます。
振動の影響がある機械やモーター、その他にもいつでも車の振動に晒されている道路や橋などといった建造物に関してはネジが早く緩んでしまうために、普通のボルトやナットを締める以外にも対策をする必要があるのです。
その際に活躍してくれるのが、ネジの弛み止めとなっています。
ネジの弛み止めはどうした面が便利なのか?
例えばプリコートタイプなら、弛み止め効果やシール効果が確実に得られますし、潤滑剤としての効果もあって高い軸力が生じるでしょう。
さらに効果として耐薬品性や耐熱性に優れており、ネジ嵌合部の電触での異質金属間のサビの発生を防いでくれます。
また、弛み止めの部品が要らなくなり、大々的にコストダウンが図れる点もメリットであり便利でもあるのです。
シールネジタイプは、シール剤を塗る時間を短縮できて塗り忘れもなくせる上に、シールテープみたいな千切れや剥がれといった手間もありません。
それに前もってコーティングされているため、保管をする上での特に気を付ける点というのがないのも便利なところです。
潤滑性にも優れているので、締め付けトルクが減って作業が簡単になるでしょう。
ロンロックタイプは、水溶性で環境に優しいという特性があります。
繰り返し使用できますし、棚寿命が長いという点も利便性があるのです。
ロックタイト ネジロック剤には中強度と高強度がある!
例えば『ロックタイト ネジロック剤』には243中強度と263高強度の2種類があります。
243中強度は多く使われていますが、以前は型番が242中強度でした。
しかし、環境の対策などの意味合いで242より243にモデルチェンジがされています。
性能や効能といったものは大体同じになっているため、古い指示書を見て242を使うように書かれていたとしても、243を使って問題ありません。
なお、中強度と高強度は間違えて購入される方も多いです。
何だか分からないままにネジの弛み止めを購入するという方には、何と無しに高強度の方が強いのではないかと考えてしまうかもしれません。
ところが高強度は永久結合に近い強度があり、今後弛ませる可能性のあるボルトやナットには不向きです。
通常の車両整備なら、基本として中強度を選べば問題はありません。