身を守ってくれるヘルメット
バイクパーツとして一番の必需品といえるのが、バイクのヘルメットです。
身ひとつでバイクにまたがり、風を切って思いきりスピードを出すことは爽快ではありますが、常に危険と隣り合わせです。
その身の危険を守ってくれるのがヘルメットになります。
バイクのヘルメットを公道で使用するにあたっては、必ず安全性が認定されたことを示すSGマークがついたものでなければなりません。最近ではSG非認定の装飾品ヘルメットも見かけますが、これを付けて道路を走行することはできませんので注意しましょう。
SG否認低のヘルメット
また、輸入ヘルメットの中にもSGが非認定のものが見られます。
SGマークが無いものはあなたの身を守るには不足していることを意味しますので、気を付けましょう。バイクのヘルメットのマークにはJISが付いているものもあります。これは、日本工業規格が定めた安全規格をクリアしていることを示しています。
SGマークがあることを前提として、JISマークも付いていれば、落下試験などの厳しい性能テストを経た極めて安全性が高いヘルメットであるといえるでしょう。そのほかのマークとして非営利的機関であるスネル財団が定めるSNELLマークがあります。5年ごとに安全基準と認定するヘルメットが更新されるので、世界で最も厳しい安全基準として定評があります。さらに競技に使用する際は、MFJ(財団法人日本モーターサイクル協会)が定めたMFJマークがついていることが求められるのです。
競技用規格クリアしたJIS規格ヘルメットに対して与えられるマークです。
またヘルメットには頭や顔全体を多い極めて安全性の高いフルフェイスヘルメット、覆う部分が少なく125CC以下のバイクでしか着用が認められないハーフタイプ、メガネをかけたままでも装着可能な開閉可能なシステムタイプ、顔部分が開いているジェットタイプ、高速道路以外に適するオフロードタイプなどの形状による種類があります。
ヘルメットを選ぶ時のポイントとなるのが、上記で説明した安全基準をクリアした規格とヘルメットの形状による特徴の違いです。
多くのライダーが思わず、デザインやカラーで選びがちですが、ヘルメットの一番の役割はあなたの命を守ることにあります。
バイク事故での死亡者のうち約半数が頭部損傷が原因です。
バイクや走行の目的に合わせて形状と規格を選び、かつ正しい方法で着用しましょう。
いくら安全なヘルメットを使っても、正しく使わなければ意味がありません。
真っ直ぐに被ること、あご紐をきちんと締めることは鉄則です。