バイクのリザーブタンクとその構造
バイクのガス欠を防ぐためのしくみとして「リザーブタンク(予備タンク)」があります。
リザーブタンクはすべてのバイクについているというわけではなく、燃料計(ガソリンメーター)がついていないものに備えられています。
四輪自動車の場合、ガソリンメーターは当然についているものなので自動車免許のあとにバイクの免許を取得した人は大きなバイクなのにガソリンメーターがついていないことに違和感を感じることもよくあります。
実際バイクの場合原付きスクーター以外のバイクではガソリンメーターがついていないことの方が多く、燃料の補給は給油灯が転倒したタイミングで行うことになっています。
ちょっとした小話として、古いバイクの中にはガソリンメーターがついているものもあるのですが、これは非常に大雑把でほとんど役に立たないと言ってもよいものです。
そのため、たまたま購入した古めのバイクにガソリンメーターがついていたとしても、それを信用しすぎていると突然のガス欠などトラブルに巻き込まれてしまう危険があります。
さて話を戻してリザーブタンクの構造について説明していきます。
リザーブタンクという名称からは、なんとなくボディにある大きなガソリンタンクとは別に小さなタンク部分がどこかについているのではないかと思いますがそうではありません。
簡単に言うとリザーブタンクというのは同じ大きなガソリンタンクの中に2つの吸出し口がついているものというふうに表現できます。
車体につけられているガソリンタンクは、上側から給油して下の排出口からエンジンに運ばれていくようになっています。
この時吸出し口がやや高めについているものと、低い部分についているものと2つあるのがリザーブタンク付きバイクとなります。
つまり高い位置にある吸出し口が「もうすぐなくなる」というセンサー感知をしたときに、より下側についているリザーブタンク用吸出し口に切り替えることで感覚的には予備用ガソリンが増えたように感じられるというわけです。
リザーブタンクの使い方と注意すべきこと
なぜリザーブタンクがつけられているかというと、ガソリンメーターのないバイクでは走行中に突然給油灯が点灯するので、近くにSSが見当たらない場合ライダーが非常に困った状況に陥ってしまうからです。
リザーブタンクがあることで、給油灯が点灯してからもしばらく走行をすることができるので慌ててSSに駆け込まなくても少し余裕を持って探すことができます。
ただし一点注意しておきたいのが、長く乗らないで放置していたバイクの場合タンク内のガソリンが分離して下部に水分が多く含まれたガソリンが貯まる場合があるということです。
その場合本来のガソリンよりも燃料性能が低いので通常より早めにガス欠が起こる危険があります。