ワインディングロードは、バイクに乗る楽しさを存分に味わえる場です。風を感じながら曲がりくねった道を走る瞬間は、多くのライダーにとって特別な時間。しかし、一方で「バイクを寝かせるのが怖い」「カーブが苦手」と感じるライダーも少なくありません。実は私も、昔はワインディングを走るのが苦手で、カーブに入るたびに緊張していました。
そんな私が恐怖心を克服し、ワインディングを心から楽しめるようになったのは、「正しいフォーム」と「基本的な操作方法」を意識し始めたからです。この記事では、ワインディングを楽しく、安全に走るためのコツをご紹介します。初心者の方や苦手意識のあるライダーの参考になれば幸いです。
ワインディングを走る魅力と難しさ
ワインディングロードは、山道や田舎道などに多く見られる、カーブが連続する道路のこと。バイクならではのダイナミックな走行感を味わえる場所でもあります。景色を楽しみながら、車体を傾けてコーナリングを決めるのは爽快そのもの。
一方で、これらの道は道路幅が狭く、勾配や路面の変化もあるため、慣れていないと怖さを感じることも。特に、バイクを寝かせる必要があるカーブでは、不安を抱えるライダーも多いのが現実です。
では、なぜ「バイクを寝かせること」に苦手意識を持つのでしょうか? その理由と対策を紐解いていきます。
なぜバイクを寝かせるのが怖いのか?
カーブでバイクを寝かせることが怖いと感じる理由は、大きく分けて以下の3つです。
1. 身体と車体が安定していない
コーナリング中、車体が不安定に感じられると「転倒してしまうのではないか?」という恐怖が生じます。路面の凹凸やマンホールを踏んだときに感じる不安定さは、ライダーの恐怖心を増幅させる要因です。
2. バンク角への理解不足
バイクを曲がらせるには、車体をバンク(傾ける)させることが必要ですが、この動きに慣れていないと「どの程度まで傾けていいのか」「倒れすぎて転ぶのではないか」と不安が募ります。
3. 基本的なフォームや操作が身についていない
バイクの操作には基本がありますが、カーブを曲がる際の正しいフォームやテクニックが身についていないと、コーナリングは不安定になりがちです。特にニーグリップ(膝でタンクを挟む動作)や視線の使い方が不十分だと、身体が車体にしっかりフィットせず、恐怖を感じやすくなります。
ワインディングを楽しく走るためのコツ
では、実際にワインディングを楽しく走るためにはどうすればいいのでしょうか? ここでは、具体的なポイントをいくつかご紹介します。
1. ニーグリップを意識する
まず重要なのが「ニーグリップ」。これは両膝でバイクのガソリンタンクをしっかり挟む動作です。ニーグリップができていると、バイクと身体が一体化し、車体が安定します。これにより、コーナリング中の不安定感が大幅に軽減されます。
ポイント:
- 膝でタンクを軽く押さえ、車体をしっかりホールドする。
- つま先をやや内側に向けることで、膝が自然に閉じる。
はじめは膝が疲れるかもしれませんが、慣れてくると力加減が自然に身についてきます。
2. 視線の使い方をマスターする
「視線の使い方」も、ワインディング走行では欠かせないポイントです。バイクは視線の向きに自然と進む性質があるため、正しい方向を見ているだけで、スムーズなカーブが描けるようになります。
ポイント:
- カーブの出口を見据えるように視線を向ける。
- 近くの路面ではなく、少し先を意識して見る。
視線を正しく使うことで、コーナリングがぐっと安定し、怖さを軽減できます。
3. スロットル操作は滑らかに
ワインディングでは、スロットルの操作も重要です。急な加減速は車体を不安定にするため、スムーズな操作を心がけましょう。
ポイント:
- カーブの手前で十分に減速する。
- カーブ中は一定の速度を保つ。
- 立ち上がりでゆっくりスロットルを開ける。
特に、コーナリング中の急なアクセル操作は危険なので、一定の速度を意識するのがコツです。
4. ブレーキのタイミングをつかむ
カーブに入る前のブレーキ操作も、安全なコーナリングに欠かせません。適切なタイミングで減速し、スムーズにカーブに入ることで、不安感を減らすことができます。
ポイント:
- カーブの手前で十分にスピードを落とす。
- コーナリング中はブレーキをかけすぎない。
ブレーキのタイミングをつかむには、経験を積むことも大切です。まずは低速で練習するのがおすすめ。
5. 自然体を心がける
ワインディングでは、肩や腕に力が入りすぎると、かえってバイクの動きが不自然になります。特に上半身の力を抜き、自然体でバイクに乗ることを意識しましょう。
ポイント:
- 下半身でバイクをホールドし、上半身はリラックスする。
- 肘を軽く曲げてハンドルを握る。
リラックスした姿勢を保つことで、バイク本来の性能を引き出しやすくなります。
練習に最適な環境でスキルアップ
いきなり山道で練習するのは、初心者にはハードルが高いものです。まずは交通量が少なく、広い駐車場やサーキットの体験走行などでスキルを磨くのがおすすめです。
また、専門的な講習会に参加するのも効果的。例えば、HondaGO BIKE LESSONのような初心者向けのスクールでは、正しい乗り方やコーナリングの基礎を学ぶことができます。
まとめ:恐怖心を克服してワインディングを楽しもう
バイクを寝かせることに恐怖心があるのは、誰にでも起こりうること。しかし、正しいテクニックと意識を身につければ、その不安は次第に軽減されます。
ニーグリップや視線の使い方、滑らかな操作を意識しながら、少しずつ練習を重ねていきましょう。そして、怖さが薄れるとともに、ワインディングロードを走る楽しさを味わえるはずです。
最初は無理せず、自分のペースで進めることが大切です。バイクとの一体感を楽しみながら、安全第一でワインディング走行を楽しんでくださいね!