オフロード走行で便利なナックルガード

ナックルガードはなぜ必要?

ナックルガードはその名前のとおり、ナックル(拳)をガードするための装備です。
一見すると防寒・防風対策のためのアイテムというイメージがありますが、ガードという言葉が使われているように、転倒・衝撃の際に拳を保護する役割も重要なのです。

転倒や衝突する機会は滅多にあるものではありませんし、ないに越したことはありません。
ただ大きな事故や衝突ではなくても、ちょっとバランスを崩したり路面が滑ったりして転倒するリスクは日常的に潜んでいます。
そんなときにもっともケガをするリスクがあるのが拳、とくに手の指です。
ちょっとした衝撃で骨折してしまうこともあるため、ナックルガードで保護することは万一の時の備えとしてとても大きな意味を持っています。

そしてナックルガードは、ライダーの拳だけでなくクラッチを保護する役割も担っています。
通常バイクが転倒した場合、ハンドルにもっとも大きな衝撃がもたらされます。
その際にクラッチ、もしくはブレーキが破損してしまうリスクが高くなるのですが、ナックルガードを装着しておくことで衝撃を和らげることでそのリスクを減らすことができるのです。

もうひとつ無視できない必要性として、前面から飛んでくるものから拳を守る役割も挙げられます。
風や路面の状況によっては、小石などの飛散物が前方から飛んでくることもあります。
頭部はヘルメットでしっかりガードしていても、手が無防備な状態だと衝撃で運転に支障を来す恐れが出てくるのです。

痛みだけでなく、衝撃に反応して無意識に手をハンドルから離してしまうなど事故をもたらすリスクが考えられますが、ナックルガードはそれも防いでくれます。
この点は、オフロードでの走行でとくに大きな意味を持つことでしょう。

ナックルガードにはおもに2つの種類がある

ナックルガードにはガードする範囲がハンドルの先端部分(バーエンド)まで達していない「オープンエンドタイプ」と、バーエンドにまで達してハンドルとそれを握る手元全体をガードする「クローズエンドタイプ」の2種類があります。
ガードする観点から見れば後者のほうが適しているわけですが、どうしてもハンドリングに影響を及ぼしてしまう面があります。
一方前者はハンドリングへの影響が少ない分、ガード機能にやや劣ります。

バイクの用途に合わせてナックルガードを選ぼう

どちらのタイプがよいか、どんなナックルガードが良いかは自分がどんな目的・用途でバイクを使っているかで判断しましょう。
ツーリングなど長時間運転する機会が多い方は、クローズエンドタイプの方が安全性が高く適しているでしょう。

逆に街乗りなど日常の使用では、オープンエンドの方が扱いやすく便利です。
ほかにも軽量化どうか、防風・防寒性がどれだけ優れているかなどにも着目したうえで比較検討してみるとよいでしょう。